プロジェクト

プロジェクトの背景

EPA(経済連携協定)に基づく、外国人介護福祉士候補者(以下、候補者)は、日本で介護従事者として継続して就労するために、介護福祉士国家試験(以下、国家試験)に合格することを求められています。

国家試験受験に向けた日本語学習においては、文法よりも介護分野の専門語彙、言い換えると、介護用語の習得がより重要です。介護用語学習の大部分は、候補者が日本語研修を終え、高齢者福祉施設等に配置された後に行われます。しかし、そのための環境は必ずしも整っているとは言えず、国家試験の受験に向けた介護用語の習得のための学習支援の仕組みが必要だと考えました。

学習手段の提供だけでなく、候補者の学習設計や学習管理までを機能に含んだ、学習支援ウェブサービスを開発する。 そのような目的で、かいごのご!プロジェクトはスタートしました。

プロジェクトチームのメンバー

  • 中川 健司(横浜国立大学)
  • 中村 英三(長野大学)
  • 角南 北斗(フリーランス)
  • 齊藤 真美(国際交流基金シドニー日本文化センター)
  • 布尾 勝一郎(佐賀大学)
  • 宮本 秀樹(長野大学)
  • 山岸 周作(社会福祉法人敬老園)
  • 橋本 洋輔(国際教養大学)
  • 野村 愛(首都大学東京)

介護の日本語学習支援協会を設立

2019年4月より、かいごのご!は一般社団法人介護の日本語学習支援協会にて開発・運営を継続しています。

介護の日本語学習支援協会は、プロジェクトチームの中川健司をはじめとする8名の有志の研究者・学習支援者からなり、日本語教育だけでなく、社会福祉、介護福祉、ウェブデザインなど構成員それぞれの専門分野を生かし、教材の企画・開発・運営を手がけています。